AI DIRECTION — 相談受付

AIに任せても、品質は落とさない。

AIは「使えるか」ではなく「上がってきたものをどう検収するか」で成果が決まります。 Webディレクターとして人に発注してきた進め方を、AI運用に置き換えて設計します。

こんな状態ではありませんか

ツールは契約したが、その場限りの質問にしか使えていない
出てきたものが正しいか判断できず、結局すべて自分で見直している
同じ間違いを毎回されるが、防ぎ方が分からない
担当者ごとに使い方がバラバラで、成果物の品質が揃わない
「AIに任せる範囲」と「人が持つ範囲」の線を引けていない

いずれもツールの操作ではなく、発注と検収の設計の問題です。

やること

  1. 任せる範囲を決める どの工程をAIに渡し、どこを人が持つかを切り分けます。全部任せようとして失敗する例がほとんどです。
  2. 発注の型をつくる 「やること/やらないこと/検証項目」を必ず添える形にします。これが無いと毎回品質が振れます。
  3. 検収の基準をつくる 何をもって完了とするかを、数えられる形にします。目視の「よさそう」で通さない仕組みです。
  4. 間違いを記録して再発を止める 起きた失敗を「次回からこうする」の形で蓄積し、同じ轍を踏まない状態にします。
  5. 引き継げる形にする 担当者が変わっても、途中から入っても回る形に落とします。

なぜディレクターがやるのか

Webディレクションの仕事は、自分ですべてを作ることではありません。 仕様を切り、発注し、上がってきたものを検収し、違えば差し戻す。

AI運用は、この構造とほぼ同じです。変わったのは発注先が人からAIになったことだけで、 仕様が曖昧なら質が振れる/検収の基準が無ければ通ってしまう/記録が無ければ同じ失敗が続く—— 起きることは変わりません。

ツールの操作方法は調べれば出てきます。難しいのは任せた結果をどう受け取るかのほうで、 ここは発注する側の経験が効きます。

実例:自分のサイトでどう回しているか

運営ブログ chillog.org での実作業から。守秘のない自社案件のため、具体的に出します。

CASE 01 / 発注と検収

仕様を切って外部のAIに実装させ、こちらで検収した

同じ記事が2つのURLで公開され、検索エンジンから見て重複している状態を発見しました。 修正そのものは自分で書かず、仕様と「やらないこと」を明記して別のAIに実装を発注し、 上がってきたものを検収しています。

検収項目結果
サイトマップから重複URLが消えたか104 → 103
転送が1回で着地するか3段 → 1段
既存の転送設定が減っていないか83 → 85(減少なし)
収益リンクが壊れていないか1,089本すべて正常

発注時に「本番設定には触らない」「コミットもプッシュもしない」と明記しています。 触ってよい範囲を決めずに任せると、直してほしくない場所まで直されます。

CASE 02 / 二重の意見で決める

重要な判断は、2つのAIに伏せて投げて突き合わせる

サイトの流入が大きく落ちた原因を調べたとき、同じ問いを2つのAIに、互いの答えを見せずに投げました。 両者の食い違いを突き合わせ、候補を1つずつ棄却していく形で結論に近づけています。

単一のAIの答えをそのまま受け取ると、もっともらしい説明で止まります。 説明が上手いことと、正しいことは別です。

CASE 03 / 間違いを仕組みで止める

AIの誤りを記録して、同じ間違いを繰り返させない

この調査では、AIが出した数字の誤りを3回見つけて訂正しました。 いずれも「もっともらしく、そのまま信じられる形」で出てきたものです。

起きたこと仕組みでどう止めたか
比較の基準にした期間が、たまたま数字が跳ねた時期だった基準は1期間で決めず、数ヶ月の推移を出してから決める
集計方法が新旧で違い、数字が3倍に膨らんでいた合計が全体の数字と合うかを検算してから使う
URLが変わった記事を旧アドレスで照合し「ゼロ」と誤判定照合の前に、転送先を実際にたどって確認する

重要なのはこれを記録して次から効かせていることです。 個人の注意力ではなく、手順として残さないと必ず再発します。

進め方

  1. まず話を聞きます 現状のどこで詰まっているかを伺います。ここで「AIを入れないほうがよい」と判断したら、そう伝えます。
  2. 任せる範囲と検収基準を設計します 現場の工程に合わせて、発注の型と完了条件を具体的に決めます。
  3. 実際に回して調整します 設計しただけでは動きません。実案件で回し、詰まったところを直します。
  4. 引き継げる形にして終わります 担当が変わっても回るよう、手順と記録の置き場所まで含めて残します。

よくある質問

どんな相談から始められますか

「AIを入れるべきかどうか」の段階で構いません。入れないほうがよいと判断した場合は、その理由をお伝えします。導入ありきでは進めません。

機密保持は大丈夫ですか

秘密保持契約を締結したうえで進めます。貴社の資料をAIに投入するかどうかも、扱う情報の性質に応じて設計段階で決めます。

特定のツールに詳しくないと相談できませんか

不要です。むしろ「契約したが使いこなせていない」状態からのご相談が中心です。ツールの選定からご一緒することもできます。

オンラインだけで完結できますか

可能です。打ち合わせ・設計・引き継ぎ資料まで、すべてオンラインで対応しています。

対応できる件数に上限はありますか

あります。品質を優先するため、同時にお受けする件数を絞っています。お問い合わせ時点の状況をお伝えします。

まずは状況を聞かせてください

「AIを入れるべきか」から相談で構いません。入れないほうがよい場合は、そう申し上げます。

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